男女不平等社会

本日、人生初のメイド喫茶に行った。

ここでは謎の需要と供給が発生しており、僕とは真反対(のとは思えなかったりする時もあるのだが...)喉から先で声を出すような女の人達が語尾に謎の言葉をつけてみたり、持ってきたものに美味しくなる魔法なるテンプレート的なフレーズを唱和させられる。

 

そして極め付けは「はいはいみなさんご注目」から始まる高額な課金イベントだ。「みなさんご注目」ということで自分が特別かのように感じさせ、別の人の課金を煽る。人の承認欲求をよく利用しているな...と感心せざるを得なかった。案の定、1人、先程のイベントを発生させると次々と声が上がる。築地か!と突っ込みたくなるレベルの喧騒具合。(築地ではなく豊洲だという話は置いておいて...)

 

たった数分で数万円が飛んでいく。

 

嫌な世界の一面を見た。いつか覗かなければいけないが覗いてはいけなかったような気持ちがする。雑居ビルの1フロアで太った男性が数万を飛ばし、女性がとって作ったような笑顔で対応する。誇張した表現ではあるが、見ていて気持ちいいものではない。男女同権社会はしばらくこないだろう。これだから性風俗も...なんて考えてしまった。「これは○○の費用にします」費用を稼ぐのに真っ先に浮かんだのかは分からないが、少なくとも自分はこの手のやり方をする企業、団体には嫌悪感しか覚えない。

本人達が納得しているだから別に外野がとやかくいう必要はないのだが、この手のビジネスは滅びるべきだ。況してや、あれを日本のサブカルチャーとして売り出しているのならば、大和から脈々と続いてきたこの日本の恥である。男女不平等社会であると見せつけているようなものだ。

確かに僕は男は外で働き、女は子育てをするべきだ。とか他人に比べればだいぶ守旧的な考えを持ってはいるが、押し付けるつもりもないし少なくともこころの中で留めてはいる。しかしあのように堂々と「日本の代表的なサブカルチャー」などと謳っているあの文化には理解はできなかった。これは供給している女性が悪いのではない、これを求めてくる男が悪いのでもない。この文化を容認している人々、言わば世の中が悪いのだ。なんて厨二病の中学生みたいなことを言っているが、残念ながら永遠に直らないだろう、そしておそらくますます加速していくのだろう。

 

メイド喫茶にいる間に感じたこと。きっと僕の家に帰ってもこう言われるだろう。「おかえりなさいませ」今日は2回家に帰る。