勝つためには。

僕はとあるストラテジーゲーム(戦争戦略ゲームといえば理解しやすいだろうか)を良くやっている。1920年から世界のどこかの国を操縦すると言うゲームだ。さて、世界征服に一番簡単な国はどこだろうか。そう、どんな頭の悪いやつでもわかるだろう、アメリカ合衆国だ。ではなぜ一番簡単なのか。それは圧倒的な産業力と地理的な条件なのだ。軍事力が世界一だから一番強いと思うかもしれないだろうが、ゲームをやってみればわかる。軍事力であればドイツに圧倒的に負けているのだ(無論、ゲームの中だけの話である)

ちなみにこのゲームには外交が存在する。少し話はズレるが、主観的に現在の日本の外務省は史上トップレベルの外交を展開していると思っている。綱渡りの外交を展開してるときこそ国民から批判を浴びるのだと思う。領土問題から拉致問題、米軍基地をはじめとしてここまで米中と渡り歩いてるのは奇跡としか思えない。隣国の対北朝鮮宥和政策をみると我が国のレベルの高さには驚嘆せざるを得ない。話が大分ズレた。ゲームにおいて外交はプレイヤーチート(簡単に言えばプレイしている人がその後のプレイが簡単になるための裏技)として認識されている。しかし、機能をフル活用しない手はないだろうと思う。こうであるからオンラインプレイで負けたことがない。負けそうになったら自国を守ることしかしない。

自慢をしたくてこの話をしたわけではない。タイトルは「勝つためには。」勝つためには、配られたカードを全て使って勝負するのは当たり前。その上で勝負をする前にカードを交換してまで勝つ気力が大事だと思う。勝つためにはなんでもやる。たとえそれが誰かを傷つけることになったとしても。もしその気概がないならその勝負は降りるべきなのだ。勝負を降りることは負けではない。この例外はひとつだけあると思う。それは、異性に対する心の衝動だけはこのように理論的に考えられなくなる。そんなもん。そこは負ける勝負をするのも大事なんじゃないかと、そして負ける経験こそが一番必要なんじゃないかと思っている。

もし、読者が勝ち負けを決めるものに直面した時、その勝ち負けを決めるのは「事前準備」と「こだわり」だということを思い出して欲しい。事前準備とは配られたカードを交換すること。こだわりとはカードをえらびぬくこと。

 

(参考:青山学院大学陸上競技部監督 原晋さんのテレビ番組での対談より)